私は、このブログをwordpressを使用して作成しています。wordpressは、CMS(コンテンツマネージメントシステム)と呼ばれるもので様々な機能が付属しているだけでなく、プラグインと呼ばれる後付けの機能を利用することでブログやサイトの作成を簡単に行えるものです。簡単に行えるとは、「難しいプログラミング言語を使用することなく、Microsoft Wordを使用するようにワープロ感覚でサイトやブログを作成することができる」ということです。今回は、このwordpressを使用してブログを開設するために必要なレンタルサーバーとドメインを用意する手順等について説明します。
レンタルサーバーを選ぶときの注意点
wordpressを使用してブログを開設するためには、まずレンタルサーバーを利用する必要があります。このレンタルサーバーを選ぶときに最低限考慮すべきことは、以下の4点です。
- wordpressが利用できる環境か。
- セキュリティーは問題ないか。
- バックアップ体制は大丈夫か。
- サポート体制はしっかりしているか
- 多くの人が利用しているか。
wordpressが利用できる環境はPHPおよびMySQLが使用できること
レンタルサーバーを契約して、wordpressが利用できない環境であったら意味がありません。そのためレンタルするサーバーがwordpressが利用できる環境かどうかを確認することが大切です。wordpressは、PHPというプログラミング言語が使用できて、MySQLというデータベースが使用できる環境が最低限必要です。そのためレンタルするサーバーは、PHPとMySQLが使用できることが最低条件です。またPHPとMySQLのバージョン、会社によってはPHPに特殊な制限をかけている場合があることなどに注意してください。バージョンや制限によりwordpressの機能、特にプラグインの機能が正常に機能しない場合があるので、注意してください。
サーバーのセキュリティーはユーザーで対処できない
セキュリティーに問題がある場合には、サイトやブログの改ざん、個人情報の漏洩など大問題になる可能性があります。wordpressは、世界中で使用されている最もメジャーなCMSであるため、狙われやすいことからセキュリティに関してリスクを抱えていると言えます。wordpress本体自体は、定期的にアップデートされるためセキュリティ上のリスクはあまり心配する必要はありませんが、サーバー自体のセキュリティに問題がある場合には、ユーザーでは何も対処できることはありません。したがって、サーバーを選ぶ際にはセキュリティがしっかりとしているものを選ぶことが大切です。
不測の事態に備えたバックアップは絶対に必要
バックアップを取ることは個人PCだけではなく、サーバーにとっても重要なことです。万が一不測の事態が生じ、データを消失することになった場合には、重大な損害を被ることになります。あなたが限られた時間のなかで作り上げたデータが消えてしまったらと考えるとどうでしょう。したがって、データのバックアップ体制のしっかりとしたサーバーを選ぶことが大切です。
困った時に教えてくれる人が必要
初めてブログやサイトを開設される方は特にそうですが、必ず何かにつまづく時があります。設定のことだったり、不具合のことだったり...。自分のやりたいことを理解してくれて、それを実現するためにはどうしたらいいのかを教えてくれる人がいることは非常に大切だことです。しかし、そんな人が身近に常にいるでしょうか?だから、サポート体制がしっかりしているところが良いのです。以前私が利用していたサーバーは、サポートがほぼなしでした。その代わり非常に安い。でも困った時にどうしようもなくなり、結局、契約を打ち切りました。
仲間がいることは情報を得る上で重要
多くのユーザーがいるということは、それだけインターネット上にユーザーが発信する情報が多いと言えます。だから、わからないことがあった場合や実現したいことがある場合には、それらの情報を調べることができます。もちろんサポートでも良いのですが、サポートだけでは足らない情報が必ずあります。そんな時、利用しているユーザーが多ければ多いほど、情報を得られる可能性が高くなります。また利用しているユーザーが多いということは、経営的にもしっかりとしていると言え、結果的にセキュリティやサポートの面でも問題がない可能性が高くなります。
条件を満たしたサーバーは?
上記のような条件を満たすサーバーは、エックスサーバーです。私hayukazuも利用しています。このブログもエックスサーバー内で運用しています。エックスサーバーの機能をまとめると下の表のようになります。では上記のような条件以外に私がエックスサーバーを選択した決め手は、次の2点です。
エックスサーバー(X10プラン) | |
初期費用 | 3,000円 |
月額費用 | 900円〜1,200円(契約期間によって異なります) |
容量 | 200GB |
独自ドメイン | ○ マルチドメイン、サブドメインも無制限で○ |
データベース数 | 50個 |
転送量 | 目安として70GB/日 転送量課金なし |
CMS簡単インストール | ○ wordpressも自動インストール可能 |
公式サイト | エックスサーバー |
比較的料金が安い
初期費用が3,000円かかりますが、3年契約をすれば月額900円。仮に1年契約でも1,000円です。長くブログやサイトを運営するつもりなら3年契約にすることで、かなりお安くなります。他のサーバーで年間1,000円程度のところもありますが、安いなりの理由があります。サポートが良くなかったり、トラブルが多かったりなど....。今まで使用してきてエックスサーバーは、信頼できるしっかりとしたサーバーです。
マルチドメインが利用できる
サーバーをレンタルするだけではブログやサイトを運営できません。サーバーと同時にドメインを取得する必要があります。(ドメインの取得については後述)エックスサーバーは、マルチドメインに無制限で対応するので、ひとつのサーバーをレンタルし、同じサーバー内で複数のドメインを使用することができます。マルチドメインに対応していない他の会社では、サーバーひとつに対してひとつのドメインですので、ドメインの異なる複数のブログやサイトを運営する場合には、それだけ費用がかかってしまします。その点、マルチドメインに対応したエックスサーバーは、コスパが高いと言えます。さらにサブドメインにも対応しているので、同じドメイン内で複数のサブドメインサイトを作成することができます。
ドメインはどうするのか?
サーバーをレンタルしたら、ドメインを取得する必要があります。ドメインを取得する場合にもサーバーのときと同様に会社を選ぶ必要があります。しかし、私はエックスドメインをおすすめします。というのは、エックスサーバーを利用している場合には、設定が非常に簡単だからです。他の会社でドメインを取得した場合には、移管という作業が必要になります。この作業をするよりは、エックスドメインで取得した方がはるかに楽です。